011 邂逅

 
随分と昔の絵を再解釈で描き直した絵。工程と雑記と。



ラフと明暗をモノクロで下書きした状態。
この時点である程度画面の印象を決めるのだけど、今回はイメージが定まっていたので描き起こしはスムーズだった。
モノクロは明暗のみ考えればよく、視線誘導もある程度セオリーに沿えば画面が破綻しないので楽。



「レイヤーモード:カラー」で着色して色の印象を決める。
以前はハードライトを使っていたけれど、構成するレイヤーが多いと管理が面倒くさいのでカラーである程度色を乗せて、上から描き込む方法に切り替えた。



「レイヤーモード:通常」で描き込んで完成。
Procreateで描くと無駄に整えないので早く仕上がる。(2回目)

過去の絵から原型があまりないけれど、大体コンセプトは同じ。
以前は右手で顔を隠す構図だったけれど、今回は左手になっている。

後付けの理由はいくらでも言えるんだけど、この絵の構図で右手にしてしまうと視線誘導がスムーズではないことと、画面が強くなりすぎるので左手でマイルドにするしかなかった、みたいな感じ。
左右反転して見るとちょっと詰まる感じがする。

右手は意識的、左手は無意識的、みたいなメタファーがあり、テーマに沿うのは右手ではある。
支配とか、こちらを見ているような強い意味合いになる。
左手は感情を隠すみたいな感じで、見る側が優位の意識に流れやすい。
私にそのような意図はないけれど。

蓮の花は最後まで描くか悩んで結局描いた。
下になにも無いのは流れた視線に留めるものがなく、画面が持たないので。
東洋的な思想と合わせるのがどうにも好きなので、自身の好む西洋画との間を探る感じ。